「ブタのいどころ」の読書ログは既に掲載済み。

 昨日から読み始めたのがR.A.マカヴォイの「世界のレンズ」なのだが、どうにも読みにくい。「黒龍とお茶を」なんて大好きだったし、魔法の歌三部作もかなり気に入っていたので、この作品にはかなり期待していたのだが、今のところは「あれれれ?」といった感じである。

 さて、これから急転直下評価が大躍進ということがあり得るのだろうか?
 「現代アラブの社会思想」の分だけ読書ログを掲載済み。

 「ブタのいどころ」が一日で読めてしまうのは、これが四コマまんがだからだ。本来だったら読書ログの中に入れるのは良くないのかも知れないが、読んで考える時間があるということで自分のとしては「読書」のカテゴリに入れたいわけである。

 「ブタのいどころ」の読書ログは、明日書くつもりだけれど、ひょっとしたら読んでる時間より読書ログ書いてる時間の方が長くなるかもしれない。

 引き続き「世界のレンズ」を読み始める。マカヴォイは久しぶりだ。
 6/21発売らしい。

 このシリーズ、最初から英語で読み始めた。日本語訳をぱらぱら見てみたところではあまりいい訳だとは思えなかったので、結果オーライである。第5作も英語で読むつもりだったのだが、ハードカバーはちとアレなので来年の6月にペーパーバックを買うつもり。

 それまでに翻訳が出たりするとちょっと哀しいが。

衝動買い。

2003年6月5日
 昨日と今日でばたばたと本を買った。といっても、1万円ちょっと。

 目を付けていた本もあるが、衝動買いっぽいのもある。「シルマリルの物語」は衝動買いに近い感じだ。まだ読んでいなかったのでいずれは、と思ってはいたが、新版が出なければ英語で読んでいたんじゃないかと思う。英語で読んだらきっとわけわからない状態になっていたんだろうけれど(笑)

 都合10冊買ったから、しばらくは買わなくていいな、と思うけれど、どうせそのうちまた買ってしまうだろう(笑)

表面と深層。

2003年6月4日
 テレビや新聞に流れる報道は、事件の表面だけしか伝えることが出来ない。日々情報を流すメディアとしてはそれで十分なのだけれど、それだけを見ていては根本原因と目すべきものが見えなくなってしまう、あるいはそれが見えていないことにすら気が付かない事にもなりかねない。

 わかってはいるのだが、今読んでいる本で自分がまたそういう状態に陥っているのに気が付いた。

小さい港。

2003年6月3日
 「南仏プロヴァンスの木陰から」の読書ログは掲載済み。

 最近、海に近いところを旅行してきた。小さな漁港のそばも通った。ウミネコが鳴いていた。漁港のそばに、寄り添うようにして小さな集落があった。

 そこは通り過ぎただけだったのだけれど、こんなところにも人が住んでいて、それぞれの小さくても確固とした生活があるのだなと感じた。きっとこの集落で育った子供は魚に関しては贅沢な舌になるんだろうな。
 読書ログはたぶん明日。

 今日は身体がきつくてしょうがなかった。遠出の疲れがどっと出たのだろうか。

 ということで、今日の日記はこれでおしまい。また明日。
 結局、持っていった本を読むことはあまりなかった。移動時間は結構長かったのだが、パソコンで文章をうっていたりしていた。最後の飛行機の中でもパソコンに向かっていたのであまり本を読む時間をとれなかった。

 しかし、本を開いてみると、一気に日常の世界に引き戻されたような気がして興味深かった。自分にとっての読書は確かに日常ではあるが、日常の中の非日常を作り出すための手段でもあると思っていたからだ。どうやら日常・非日常は相対的なもので、通常非日常であるものも更に強い非日常が現れるとたちまち日常と感じられてしまうものらしい。

旅先の読書。

2003年5月31日
 本は持ってきたのだが、観光の方が忙しくて開いている暇がない。それでも少し読み進んだので、帰りの飛行機の中で読み終わるだろう。明日も強行軍なので、疲れて寝ている可能性が高いのだけれど(笑)

 旅先に持っていく本は、そこそこの厚さの本が良い。薄すぎると読み終えてしまうし、分厚すぎるとじゃまだからだ。問題は、今読んでいる本がもうじき読み終わりそうな場合である。これから遠出するのだが、ちょっと困っている。もう一冊持っていけばいいだけの話だけどね。

 というわけで、明日の日記は明後日掲載予定。この前みたいにコンピュータが飛んでいなければ、だけれど。

台風四号接近中。

2003年5月29日
 台風接近中です。やけに早いですな。梅雨入りもまだだってえのに。いや、上陸しそうなところにはもう梅雨は来てるのか?

 今回はちょっと遠出の予定があるので、正直弱っている。どうせならさっさと通り過ぎて欲しいのだが、そううまくは行かないような気がするな。

 というわけで、明日と明後日の日記は日曜夜に掲載の予定。
 読書ログはたぶん明日。

 ヨーロッパの中世史と日本の中世史が異なるのは、国家間の相互作用の頻度と影響力においてである。ヨーロッパ中世における「国」は、現在の国家とかなり違った点もあって、現在の主権国家がある意味での絶対性を有しているのとはかなり趣が異なる。翻って見ると日本は海岸線という自然の国境があって外国との人的交流が一般人のレベルでは大して行われなかったので、中世史は内向きのベクトルのせめぎ合いがほとんどだということになる。

 それにしても、「国家」という概念に関して、日本人が日本国を念頭におくのはある意味仕方ないことではあるけれど、それは結構危ういことなのかも知れない。

ヒトラーの時代。

2003年5月27日
 今読んでいるのは「ドイツ史10講」という本で、今読んでいるのが第9講。ヒトラーが首相になってから第二次世界大戦でドイツが無条件降伏するところまでが書かれた部分だ。

 この本は最初がローマ帝国の北進とゲルマン民族の戦いで始まって、神聖ローマ帝国、宗教改革、ドイツ帝国という具合に順々に記述が進むのだが、ドイツ史の中でヒトラーの時代が特異な時代であったというのはよくわかる(たとえば、ドイツが中央集権国家になったのはヒトラーの時代が最初だ)。

 このドイツ史における希有な時代は陰惨な形で終わる。この悪夢の発生原因が、ヒトラーの台頭を許したこと、およびヒトラーの最後の数年間における凄惨な殺戮を止められなかったことであり、前者の理由の一つが第一次世界大戦で敗戦国ドイツに過酷な賠償を課したことで、後者の理由の一つが政治的に戦争を終結させられなかったことだとするなら、この教訓を連合国(特に米国)が学んだことによって日本は得をして損をしたということになるだろう。得をしたのは、第二次世界大戦の後で苛烈な賠償を要求されなかったことで、損は戦争の早期終結のために原子爆弾が投下されたことである。

 「近現代史はおもしろい」というのはなかなかピンとこなかったのだが、この本を読んでそのおもしろさが朧気に見えるような感じがする。感じがするだけで、見えていないんだろうけれど(笑)

やりくり。

2003年5月26日
 昼食は行きつけの店で魚ランチ。いつもだと食後にコーヒーを飲みながらひとしきり読書なのだが、今日は夕方までに読まないといけない資料をまだ読んでいなかったので、そいつをぱらぱらと眺めていた。仕事と趣味ははっきり分けておいて、仕事は仕事場でだけという具合にしたいものだが、時としてこういう羽目にも陥る。人生はなかなかうまく行かないものだ。

 いや、昨日のうちに読んでおかなかった自分が悪いのは、重々承知だけど。
 コミックほどではないが、文庫本や新書も溜まる。年間50冊ぐらいしか読まなくとも、3年4年とたつと100冊200冊と増えていく訳である。
 
 貧乏でそんなに本が買えなかった頃は、同じ本を何度も繰り返し読んだものだが(瀬田訳の指輪物語はこうして何度も読んだもんだ)、今ではそんなこともない。特に、英語のペーパーバックなんかはもう一度読み返すとはあんまり思えない。だから処分すればいいような物なのだが、いざとなるとこれがなかなか捨てられない。思い出が付着しているものは始末が悪いのだ。

 次の引っ越しまでにはどうにかしたいのだが、果たしてどうにかなるものであろうか?

苦手だった歴史。

2003年5月24日
 Krondor: the Betrayal の読書ログは掲載済み。左上の家アイコンからどうぞ。

 続いて読んでいるのは「ドイツ史十講」という本なのだが、これが難しい。歴史の本なのだが、昔歴史が苦手だったことをまざまざと思い出してしまった。最近、歴史の本を読んでおもしろく感じることが多かったのだが、書き方は重要なんだろうね。

 まあ、専門書としての正確性を備えた本だから、結果的に難しくなってるのかもしれないけど。
 読書ログはこれから。たぶん明日には掲載かと。

 前の日記でも書いたけれど、この本は最後にこの出版社が出している他のSF・ファンタジー作品のさわりがいくつか書いてある。折角だからそれも読んでみたのだけれど、この本自身のさわりも入っていたのには笑った。個別対応するのが面倒くさいのか、それとも個別対応するのはコストアップになるからできないのか、原因は想像するほかないんだけれど、どっちにしてもアレだよなあ。

疲労困憊。

2003年5月22日
 特に仕事がきつかった訳ではないと思うのだが、帰ってきたらばったんと倒れてそのまま意識を失った感じで寝ていた。目が覚めたらズボンは脱いでいたがシャツは着たまま。

 そんなに疲れていたんだろうか?

ラストスパート。

2003年5月21日
 読み続けてきた"Krondor: the Betrayal"だけれど、明日か明後日には読了予定。そろそろ読書ログの中身も考えなければ。

 ところで、この本は最後の方に他のファンタジー作品のさわりが書いてある。前にもこういうのはあったけれど、そのときは1作品だけだった。この本には数本分入っている。ファンタジー作品のファンはあんまり居ないから、少ないファンから徹底的に絞ろうというマーケティング戦略なのだろうか。

食後の読書。

2003年5月20日
 食後、コーヒーを飲みながらゆっくり本を読むのが好きだ。

 運ばれてきたコーヒーに、砂糖を少し入れる。シュガースティックは半分だけ使う。ミルクはたっぷり入れる。それから一口すする。うん、こんなもんか。

 それから本を読む。「入りやすい」本のときも「入りにくい」本のときもあるけれど、食後でリラックスしているときは「入りにくい」本でもそんなに苦労しない。でも、入り込みすぎるのは良くない。そうなりかけたら一口コーヒーをすする。

 そのようにしてゆっくり時間は過ぎて行く。

 コーヒーカップの底が見えてくる頃にはコーヒーも冷めている。最後の一口を飲み干して、栞を挟んで本を閉じ、伝票を取って立ち上がる。

 人生はまだまだ捨てたもんじゃない、と思えるひととき。

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