憲法裁判所
2004年3月10日 自民党憲法調査会の「論点まとめ」の中に憲法裁判所の設置という項目があるらしい。
憲法裁判所といってもいろいろな形があるので、導入の理由が「世界の趨勢」ということでは理由になっていない。たとえば、ドイツ型の憲法裁判所とフランス型の憲法評議会では、機関の性格も違えば手続きも違う。大事なのは、「どういう理由に基づいてどういう性格の機関を作るのか」ということだ。もちろん、憲法裁判所を作らないというオルタナティブもありうる。別に憲法解釈に関する特別の機関を持たない国だってあるのだ。アメリカ合衆国のように。
基本的な論点は、
・抽象的な違憲審査を認めるか。認める場合の手続き(提訴権者など)
・(ドイツにおける憲法異議のような)権利救済型の手続きを設けるか
・憲法解釈の疑義がある場合に必ず憲法裁判所に問題を付託することとするか
といったところか。自民党がやっているわけだから、読売新聞の憲法改正案よりはずっと現実性が高いわけだが、さてどうなるか。それにしても、ここ数年司法関係の動きが激しいね。
憲法裁判所といってもいろいろな形があるので、導入の理由が「世界の趨勢」ということでは理由になっていない。たとえば、ドイツ型の憲法裁判所とフランス型の憲法評議会では、機関の性格も違えば手続きも違う。大事なのは、「どういう理由に基づいてどういう性格の機関を作るのか」ということだ。もちろん、憲法裁判所を作らないというオルタナティブもありうる。別に憲法解釈に関する特別の機関を持たない国だってあるのだ。アメリカ合衆国のように。
基本的な論点は、
・抽象的な違憲審査を認めるか。認める場合の手続き(提訴権者など)
・(ドイツにおける憲法異議のような)権利救済型の手続きを設けるか
・憲法解釈の疑義がある場合に必ず憲法裁判所に問題を付託することとするか
といったところか。自民党がやっているわけだから、読売新聞の憲法改正案よりはずっと現実性が高いわけだが、さてどうなるか。それにしても、ここ数年司法関係の動きが激しいね。
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