あのころの気持ち。

2003年6月30日
 ル=グィンの「アースシーの風」を読んでいる。

 この本は「ゲド戦記」の第5巻。1〜3巻があって、それからかなりしてから第4巻が出て、そして今年の3月に(日本語訳)の第5巻が出た。当然、間が凄く開いているのだが、この本を読んでいると、昔「影との戦い」や「こわれた腕輪」を読んでいた時の気持ちがよみがえってくる気がする。

 あれからどうしようもない程の時が流れたのだけれど。

 ひとときだけでもあのころの気持ちを取り戻せたことに感謝すべきだろうか。それとも忘れていた気持ちを思いだしてしまったのは不幸なのだろうか。

 多分、これは自分が死ぬときにならないと結論づけられない問題の一つだろう。そのときまでこの本を持っていく事は確かだ。

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