「翻訳夜話」読了。

2002年12月23日
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村上春樹氏は、出版の当てとか全くないときから、こつこつと訳してきたということを言っている。かくいう自分も、出版の当てのない英文を訳したことがあった。これは、とあるゲームに関する本で、自分がそのゲームが好きだったのが翻訳にかかった理由だったのだが、途中で挫折してそのままになっている。探せばどこかにあると思うが、もちろん原作者の了解を取っていないので、インターネットで公開というわけにもいかない。こういう翻訳をやりとげるのは、相当にその原文に対する思い入れというものが必要で、それが村上氏の「テキストは選ぶべきだ」という言葉にも結びつくのだろう。

自分の翻訳が途中で挫折したのは、要するにその文章に対する思い入れの度合いが低かったということなのかもしれない。

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