この時期に読む本

2002年12月3日
音楽だと、この時期にはクリスマス・ソングということになるのだが(ちなみに、リトル・ドラマー・ボーイが好きだ)、本だと何だろう?

オーソドックスには「クリスマス・キャロル」だろう。シャーロック・ホームズの短編にも、クリスマスに起きた事件があったような気がする(鵞鳥に宝石を飲ませる話)。とりあえず思いつくのはそんなところだ。

個人的に、クリスマス・本というキーワードで思い浮かぶのは、谷崎潤一郎の「細雪」。これは高校時代、今頃の季節に読んだからなのだが、どう考えてもクリスマスらしい本ではない。ちなみに、谷崎はこれしか読んでない。なんでクリスマス前に「細雪」を読もうと思ったのか、今となっては謎であるが、「名の通った本」を時々読みたくなるのはこの頃からの傾向なのかも知れない。
読書ログに載っているのだと、「墨東奇譚」とか「檸檬」とか「長いお別れ」あたりがこの類に属するのだが。

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