北朝鮮という国家

2002年10月15日
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban の読書ログは掲載済み(左上の家アイコンからどうぞ)。今日から「北朝鮮難民」を読んでいる。

北朝鮮に拉致されていた日本人5人が今日帰国した。拉致事件そのものの存在をながらく認めてこなかった北朝鮮が一転拉致を認めたのは、援助を引き出すカードとして切ったものだが、それはそこまで北朝鮮の状況が切迫しているということだろう。この状況になってまでアジア大会に代表を送り込んでくるというのが不可解なところなのだが、そうでなければ体面が維持できないと考えているのか。

北朝鮮に対する人道援助は5年以上前から活発に行われているのだが、本当に困窮している人々に援助物資が行き渡っているかどうかを検証することを北朝鮮当局が拒否しているため、多くのNGOが北朝鮮から撤退している。一般民衆が困窮しながらも体制が崩れないのは、ある意味で優れた体制だとも言えるのだが、これでは体制が疲弊する頃には人口が10分の1になってしまわないとも限らない。今の体制を利さずに困窮した人々に援助をさしのべる方法はないものだろうか。

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