ハリー・ポッターはいわゆる「ファンタジー」というよりは「児童文学」なのだけれど、ストーリーテリングとして絶妙である。児童文学の大家の言葉に「子供向けだからといって手を抜いてはいけない」というのがあったように思うのだが、J.K.ローリング女史はそこのところを十二分に理解していると思われる。

ところで、この本は英語で読んだのだけれど、文中にgodfatherという言葉が出てくる。これはこの本を読む前には「マフィアの親分」という意味しか知らなかった。もちろんそういう意味もあるのだけれど、「名付け親」とか「(男の)後見人」という意味があるのだ。要するに、両親以外の子供の保護者というニュアンスがある言葉なわけですね。英語の本を読むときにはなるべく辞書を引かないことにしているのだけれど、たまに引くといいこともある。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

日記内を検索